はじめての特番に関わって ディレクター/田村一馬(29歳)
2020/12/18
ミヤギテレビ開局記念特番「こどもみらいテレビ」
宮城県内の子供達の夢を叶えるお手伝いをする素敵な番組を
今回、一スタッフとして担当しました。

この黒板も文字も私が描きました!
私は、亘理町に住む小学1年生の男の子が抱く夢
「那須川天心とミット打ちがしたい」担当でした。
神童と呼ばれるほど今の格闘技界を代表するファイターの天心選手。
自分自身もファンということもあり、番組の総合演出に直談判!
…というか
「いいな〜」「天心になかなか会えないしな〜」と
アシスタントでもいいから連れていってもらえないかと
軽い気持ちで話しをしていただけだったのですが
気付けばこの夢のお手伝い担当になっていました(汗
「私でいいのか!?」と。
しかし、こんな機会なかなかないですし
いい企画だと思っていましたし、何よりテンシンミタイ・・・
と思い「やります!」と一念発起です。
VTRの内容は、
那須川天心に憧れる少年を連れ出し、本人とサプライズ対面!
夢であるミット打ちをしてもらう、というもの。
サプライズドッキリを仕掛けるということもあり、ロケはドキドキでしたが
少年は驚きすぎて動けなくなるほどの可愛いナイスリアクション!
サプライズは無事成功しました。
ロケが終わると、3カメ+小型カメラ、さ
らに事前取材した膨大な素材をVTRにまとめます。
期間は2週間ちょっとしかなくて、先輩の助言や力もお借りして
なんとかかんとか15分ほどのVTRが完成です。
休む間もなく続いては、VTRをタレントさんに見てもらう、
いわゆるスタジオ収録が行われました。
今回は、廃校になった小学校の教室が舞台です。
その現場で私は、サブのデジカメ撮影を担当しましたが何と言っても、
自分の編集したVTRにリアクションをしてくださる、
全国区のタレントさんが!
これはもう、たまらない!!・・・何か震えました。
こんな間近で自分が編集したモノに対して
真剣に見たり、笑ったりしてもらえていることに、むちゃくちゃ感動しました。
この特番では、多くの子どもたちの夢をかなえるお手伝いを
番組がしてきましたが、
もしかして私の夢もかなえてもらえたのかも…
なんといっても実は、
この特番を担当していることに一番驚いているのは私自身なんです。
私は夕方の情報番組の駅前中継で、お知らせコーナーの担当でした。
例えば、市町村のイベント告知や大学の学園祭など、いろいろなお知らせがありました。
しかし、コロナ禍になりイベント事はほぼ全て中止。
それと同時に私のいる場所も無くなってしまい、中継の担当を外れてVTR担当に…。
最初はリモート取材をしたものを2~3分のVTRにするぐらいだったんですが
徐々徐々にVTRの尺が長くなり
3か月たったら特番に携わることができるようになったんです。
まさかコロナのおかげで、こんな大役が…
そして長いVTRを作れるようになるとは…
2020年頭の頃の自分では想像できていないと思います。
さぁまもなく新しい年、
2021年は一体どんな仕事をしているのでしょう!
ディレクターとして日々精進するのみデス!