「毎日僕が思うに、仕事だってきっとそうだと思う」 技術/後藤広大(35歳)
2020/11/10
“釣り”とは…
果たして何が面白いんだろうか。
よく「釣りって待ってるだけじゃん」とか
「釣れなかったら全然面白くないじゃん」とか
「まぁあったかい日にぼんやり海眺めに行ってるだけでしょ」
などと言われる。
どれもその通りだなぁと思いながら、
でもなんか違うんだよなぁとも思う。
というのも、こっちはこっちで色々と考えている。
どこに魚はいるのか、
なぜいま餌に食いつかないのか、
魚は今どうしているのか、
海は川は今どんな状態なのか、
なぜ隣の人は釣れたのか。
・・・こんなことを考えながら竿をふり、ルアーを動かし、リールを巻く。
クタクタになるころに
「今日は釣れないんだな、魚が腹減ってないならしゃぁーない」っと心に決めて、
ラスト一投を繰り返して・・・帰る。
クーラーボックスは保冷剤が朝より重い(重く感じる)。
・・・と、これが面白いといっても まぁ伝わらない。
でもね、たぶん正解が自分の中にだけしかないってのが面白いんだと思うんですよ。
色々な媒体で、どーすれば釣れるのか見て勉強するんだけど、
でも実際、まさに今この瞬間の海、川は
そのほかのどんな時とも違うわけで、
そこでその時に「こうなんじゃないか?」と投げて、
ドン!という衝撃とともに竿が曲がって糸が引っ張られる
「よしっ!」と合わせて巻き始める。
この瞬間が何にも代えがたく嬉しい。
そして釣れた魚を見て、自分が正解だったことを喜ぶ。
だからまた正解を探して、あーだこーだとブツブツ言い始める。
それ全体が面白いんです。
今年釣れた魚の写真を少しだけ載せて、そろそろこの文章は終わります。
・・・ん?仕事のはなし?
いや休日のことで頭いっぱいなんで書けませんでした。
まぁ『今どきの若いモン』なんで、許してください!
今年で35歳、若いかどうかわかりませんが、
これからも若者ぶってがんばりまーす!
ではでは。