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好奇心と貧乏性 VE(ビデオエンジニア)/大悟

2019/09/23

 

壊れた物は取り敢えず分解・・・

職業柄という訳でもなく、小さい頃から分解するのが好きな性格だった。

どうせ壊れているなら分解後に組み立てられなくてもOK。

直ればラッキー!

 

そんな中、5年(!)使っていたタブレットが

すぐに電源OFFになる現象が起こった。

充電しながらでも10分持たない。

どうせ使えないなら分解してみようと、まずは殻割り!

パカ☆

 

なんだか充電池が膨らんでる。

バッテリーがダメなのだろうか。

そしてバッテリーに+-の他に

第三のケーブルがあるな。

これはなんだろか・・・と中身の観察。

まずは電源関係が怪しいのでバッテリーの電圧を計測。

うーん、電圧は正常。

ただ使用中に電源が落ちるから

まずバッテリーの障害で間違いない。

・・・多分。

 

さくっとバッテリーを交換といきたいところだが

交換用のバッテリーが出回っていなかったので

「色々」使って規定の電圧(4.2V)にして電源ON!

電源が入った!

 

ただ、起動画面からホーム画面に遷移しない。

何分待っても遷移しない・・・

という訳で再度考察。

電源は入ったけどホーム画面までたどり着かないのは

自己診断中に何かしらの障害があって起動できない?

そこで気になる、バッテリーに接続されていた第三のケーブル。

これにテスターを当ててみると

+側に導通があった。

さらに抵抗値をテスターで測ってみると“1KΩ”との表示。

よく分からないが、これと同じ抵抗を入れてみればいけるかなと

米粒大の1KΩ抵抗をはんだ付けして再度電源ON!

 

電源が入って~

起動画面が表示されて~

ホーム画面まできましたよ!

 

 

後で調べたら

バッテリーの第三のケーブルは温度センサー用でした。

 

温度によって抵抗値が変わり

温度上昇の警告を出したり充電を止めたりする役割があるらしい。

バッテリー保護が目的のセンサーでした。

1KΩを入れた状態でタブレットの状態を表示すると

本体温度は26度。

抵抗値は固定されているから26度から変化することはないが

もはや保護すべき充電池が入っていないので問題はない。

そして電源もOFFになることもなく正常に稼働。

 

とはいえタブレットを電源に繋ぎっぱなしにして使うのは不便。

なので、車のシガーソケットから給電できるように改造。

 

車に搭載してナビに変身させました。

(ネットワークは手持ちのスマホにテザリング)

オーディオプレイヤーとしても使えるし

車の電源と連動するから電源を切り忘れることもない。

バッテリーも入っていないから

直射日光で高温になって破裂する心配もない・・・はず。

 

分解好きが高じて廃材で10インチナビが出来上がったという話。

そして改造などの行為は、自己責任のもとで行ってくださいというお話でした。

 

 

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